私ども東京IT経営センターは、各企業様のご要望に応じた様々な支援メニューを取り揃えております。
私ども東京IT経営センターでは、お客様の状況に合わせたシステムの改善支援を行っています。
現行システムの改善をお考えの企業様は、システム改善に取り組む前に、弊社にご相談いただけますと 多くのメリットをご教授いただけます。
現状のシステム運用の実態
(1)レガシーシステムの依存
多くの日本企業は、長年にわたり使用されてきたレガシーシステムに依存しています。これらのシステムは一部の業務には依然として必要不可欠ですが、技術的に古く、保守が困難な場合が多い、また、技術者の高齢化やシステムの複雑化により、システム更新や再構築が進まないケースが少なくありません。
(2)手作業に頼る運用
システム運用において、手作業によるオペレーションが多く見られます。例えば、バックアップやデータ処理の一部が手動で行われていることがあり、ヒューマンエラーのリスクが高まり属人化の要因にもなっています。このような手作業は自動化によって改善できる場合が多いですが、現状では自動化の導入が遅れがちです。
(3)縦割り組織の影響
日本の企業では、縦割り組織が存在することが多く、部門間での情報共有やシステム運用の統一が難しいことがあります。このため、システムの運用管理において不整合や冗長性が発生しやすく、運用コストが増加する原因となっています。
(4)クラウドや最新技術の導入の遅れ
多くの企業がクラウドや最新のIT技術を導入し始めていますが、日本の企業においてはまだまだ慎重な姿勢が見られます。セキュリティや既存システムとの統合に関する懸念があり、最新技術の導入が進まないことが少なくありません。
システム運用改善の必要性
(1)コスト削減と効率化
手作業やレガシーシステムへの依存は、運用コストの増加と効率の低下を引き起こします。自動化ツールや最新の運用管理ソフトウェアを導入することで、作業時間の短縮や人的リソースの削減が可能です。また、クラウド環境を利用することで、インフラコストの最適化が期待できます。
(2)セキュリティ強化
古いシステムや手作業のプロセスでは、セキュリティリスクが高まります。特に情報漏洩や不正アクセスのリスクを低減するためには、最新のセキュリティ対策(例えば、ゼロトラストモデルの導入やセキュリティオートメーション)を適用することが求められます。
(3)柔軟性とスケーラビリティの向上
企業が成長するにつれて、システムも柔軟に対応できる必要があります。クラウドやモジュール型のシステムを活用することで、システムのスケーラビリティを確保し、ビジネスの変化に迅速に対応できるようになります。
(4)レガシーシステムのモダナイゼーション
レガシーシステムは多くの場合、技術的負債として企業の成長を妨げる要因となります。システムのモダナイゼーション(例えば、マイクロサービス化やクラウドへの移行)を通じて、より敏捷性が高く、保守性の良いシステムへと移行することが望まれます。
改善の取り組み
改善のためには、以下のような具体的な取り組みが考えられます。
(1)運用の自動化
ジョブスケジューリングやログ管理、バックアップなどの定常作業を自動化することで、効率性を高め、エラーリスクを減少させる。
(2)クラウド化の推進
クラウドへの移行により、スケーラビリティや柔軟性を向上させ、運用コストを削減する。
(3)最新技術の導入
AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、ローコードノーコード開発ツールを活用して、運用管理プロセスを最適化し属人化を排除します。
(4)システムの統合・標準化
縦割りの組織を超えてシステムの統合を進め、運用の標準化を図ることで、全社的な効率向上を目指す。
日本におけるシステム運用の現状には改善の余地が多くありますが、適切な戦略とツールの導入により、運用の効率性や安全性を大幅に向上させることが可能です。
再構築の手順
私どもの提供できるサービス
(1)システム再構築の計画立案やスケジュールの策定
(2)システム再構築を伴奏実施
(3)業務改善の推進支援
(4)適切なツールや技術の選定
(5)システム再構築に必要な人員の確保やトレーニングの実施
(6)システム再構築におけるリスクや課題の分析と解決策の提供
(7)システム再構築後のテストや評価
提出可能な成果物
(1)
プロジェクト
計画書
システム再構築の目的、範囲、スケジュール、リソース配分、ステークホルダーの役割などを詳細に記載した文書。
プロジェクトの全体像を把握し、関係者間の合意形成を促進する。
(2)
要件定義書
新システムに求められる機能的要件と非機能的要件(性能、信頼性、セキュリティ等)を定義した文書。
開発チームとステークホルダーがシステムに求める条件を明確に共有するため。
(3)
設計書
(基本設計書、詳細設計書)
システムのアーキテクチャ設計、データベース設計、インターフェース設計、ユーザインターフェース設計などを含む技術的な設計文書。
開発の基盤を提供し、開発者がシステムを実装するための指針を示す。
(4)
プロジェクト進捗
報告書
プロジェクトの進捗状況、達成したマイルストーン、問題点、リスク管理の状況をまとめた定期報告書。
ステークホルダーに対する透明性を確保し、プロジェクトの健全な進行をサポートする。
(5)
テスト計画書
システムテストの目的、範囲、テストケース、テスト環境、スケジュールなどをまとめた文書。
システムの品質を確保するためのテストプロセスを明確にする。
(6)
テスト結果報告書
テストで検出されたバグや課題、テストケースの成功率、テストの総合評価をまとめた報告書。
システムが期待通りに動作することを確認し、リリース前の最終判断材料とする。
(7)
移行計画書
現行システムから新システムへのデータや機能の移行手順を詳細に記述した文書。
システム移行がスムーズに行われ、ダウンタイムやデータの欠損を最小限に抑えるため。
(8)
ユーザー・マニュアル
新システムの操作方法、利用ガイドライン、トラブルシューティング情報などをまとめた文書。
エンドユーザーが新システムを効果的に利用できるようサポートする。
(9)
運用・保守
計画書
システム稼働後の保守、監視、アップデートなどに関する計画をまとめた文書。
システムの安定稼働を維持するためのプロセスを明確にする。
(10)
最終報告書
プロジェクト全体の総括、得られた成果、残存リスク、今後の改善点などをまとめた文書。
プロジェクトの完了を確認し、今後の課題に備える。
これらの成果物を通じて、システム再構築が計画的かつ効果的に行われ、成功裏に導かれるよう支援します。
7. 期間と費用
システム規模、難易度により変動します。先ずはご相談ください。
システム再構築支援
リーダー
大野 勇進
システム再構築支援コメント